うつ病を克服した話。

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20歳から3年間、私はうつ病でした。

心も体もつらく、自分の存在価値や意味も見出せないまま、ただ生きる毎日でした。

 

出口の見えない日々に、病気の克服となるきっかけが訪れました。

それは、”死”を強く意識したことでした。

 

ある日、愛犬との散歩中に車が数台走っていく光景をボーっと眺めていました。

一瞬、ほんの一瞬、魔が差しました。

体が勝手に道路に飛び出そうとしたのです。

意識的なのか、無意識なのか、自分でも分からずにやってしまったのです。

 

その時、犬が”行きたくない”と力いっぱい拒絶したのです。

ハッと我にかえり、泣き出しそうになりました。

大切な家族をも巻き込むところでした。

 

「一体、誰のために死ぬんだろう?今日、私がここでいなくなっても、他の人たちはなにも変わらずに明日を過ごすのに」

そう気づいた時、自分の中の諦めていたなにかが動き出しました。

 

「今まで仕事も家族の言うことも全部がんばって無理してやってきたけど、それを誰か認めてくれた?」

「嫌われないよう散々、気を使ってきたけど、それでも嫌われまくってきたし…もう限界!」

こんな気持ちが次から次へと溢れ出し、ずっといろんなことを我慢して耐えてきたことを初めて気づきました。

 

大切な愛犬のために、なにより自分のためにも「やり直そう。」そう誓いました。

 

行きたい所、食べたいもの、着たい洋服。

付き合いたい友人、好きな音楽、趣味、仕事。

当たり前のことですら、誰かの望む自分になろうとこれまで努力していたことに気づきました。

 

自分の気持ちに素直になれば、なにか変わるんじゃないか?

そう考え、まずはできるところから1つずつ、変えていくことにしました。

今まで人の顔色ばかり気にして生きてきた私にとっては、とても勇気のいることでした。

 

結果、少しずつ朝がくるのが楽しみになりました。

明日はこの服を着て、これを食べて、このアーティストの音楽を聴いて…。

最初は、すごくわがままなことをしている気持ちでしたが、次第に慣れていき、暗かった表情も明るくなっていきました。

 

不思議なことに、変わっていく私の姿を見て、今まで関わってきた人たちからは嫌われだし、反対に良い出会いに恵まれ、温かい方々と過ごせるようになりました。

そして、体調も良くなり穏やかに過ごせるようになりました。

 

嫌なできごとは今でももちろんありますが、昔のように悩んだり苦しんだりすることはほとんどありません。

自分の”イヤ”や”好き”も自然と言えるようになり、家族との関係も良好になりました。

もちろん最初はうまくいきませんでしたが(^^;

 

経験して思うのです。

自分が「苦しい」「つらい」と思う環境に、無理をしてまで身を置く必要はないと。

自分が”なにを大切にしていきたいのか”。出たその答えをただ大切にしていけばいいのです。

 

あなたは消えてしまっていい存在ではありません。

生きていることに意味を見出せなくとも、今日1日をただ楽しんでみればいいのです。

 

そして、つらい心を楽にしてくれる1冊をご紹介します。

心屋仁之助さんの「いいかげんに、生きる」です。

うまくいかなくなったときには、なんどもこの本を読んで元気をもらっています。

よかったら、チェックしてみてください。

 

 

 

 

このブログを読んでくれたあなたが、今日より少しでも、心が晴れる日が来ることを願っています。